地震に火にも湿気にも強い家造りの仕様

こんにちは。

暖かい日が続きますね♪

桜の開花もどんどん進みますね!

さて先日の地震には驚かされましたが・・・いつ大地震が襲ってくるか?わかりません。

地震に備えた家造りが重要な要素ですね!

住宅を建築の際は、建築基準法に定められた仕様にする事が必要になります。

地震に抵抗する耐力壁量も法律で定められてます。

弊社の設計基準では、法律で定められた耐力壁量の2倍を標準にしております。

※建物の形状によっては、2倍を切る事もあります。それはなぜか?・・・下の図面で御説明致します。

ちなみに・・・弊社では耐力壁面材を全面貼ると同時に、昔ながらの筋交いとを併用した構造となってます。


耐力壁には、バランスも必要です。

そこで重要になるのが、偏心率。

偏心率とは、建物の重心と耐力壁の剛心の差(距離)になります。

筋交いの剛心と建物の重心を近付ける事で地震時に建物に起こる捻じれを抑制する事が出来ます。

設計上では、黄色の範囲に剛心も重心も納まるようにする為、建物形状によっては2倍を切る事になります。

※最低でも1.8倍は確保しているので安全です。


弊社の採用している耐力壁は、地震に強いのはもちろん火にも強い面材を採用してます。

また、他の耐力壁面材と比較しても、透湿性があるので湿気にも強く結露も発生にくいので、家が長持ちします。

※結露は、木造住宅の天敵なので・・・。

高気密・高断熱仕様ですと、壁体内の湿気は逃げ場所がありませんが、この面材は、外壁の通気層より排出してくれるシステムになってます。

更にこの耐力壁にプラスして外壁材も防火仕様なのでより優れて防火性能の住宅になってます。


atsu's ブログ・・・一級建築士が造る無垢材での家造り

無垢材で造る省エネ住宅の施工例、現場状況、家造りのポイント、一級建築士の日常を綴ってます。

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